やまがた里山養蚕染織研究所

2017/11/14 | やまがた里山養蚕染織研究所 | フォトジェニックな冬の気配in白鷹

11月7日に立冬を迎え、昼間の日差しも、冬の儚い光に変わってきました。

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立冬を迎えると、白鷹では紅葉がその彩りを深めます。

養蚕所から見える、見事に色づいた、朝日連峰・飯豊連峰。

奥に見える大朝日岳に、真っ白な冠雪が見えると、冬が来る合図です。

 

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ひときわ寒さの凍みた先日、初氷が張りました!

いよいよ、長い冬の始まりを感じます。

 

 

 

・・・そして、山形の冬と言えばこれ!

 

研究所のお蔵の前に、干し柿を吊るしました!

この柿は、養蚕所内の柿の木から収穫したものです。

 

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寒さの増す白鷹町ですが、陽の出る日も多く、

柔らかな冬の日差しの中で、ゆっくりゆっくり甘くなっていきます。

 

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自然の中で、時間をかけて味わいを深めていく干し柿。

高級なスイーツにも負けない、冬のおやつです!

 

養蚕や、草木染、手織りも同じく。

自然の恵みから、時間をかけて生まれるものを、大切にして行きたいですね。

 

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自然の美には、自然の素材が良く似合う!

研究所の木造の建物と、紅葉の相性は抜群です。

窓に写り込む紅葉、地面に絨毯のように振る紅葉・・・

 

研究所は、フォトジェニックな冬の気配で溢れています!

 

2017/9/29 | やまがた里山養蚕染織研究所 | 収穫の秋。晩秋繭。

※この記事には、少しお蚕様の写真が含まれています。苦手な方はご注意ください。

 

「寒い!」という声が聞こえてくるようになった今日この頃。

白鷹町では、秋の風景が日に日に増えていきます。

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養蚕所では、

晩秋繭の収穫が無事に終わりました!

 

今年は、残暑が無く、潔く秋になった気がします。

桑の葉は、寒いと硬くなりやすく、

また雨の日も多くて

病気の不安も強かった今回ですが、、、

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お蚕さま、無事に繭をつくりはじめ、ほっとしました。

 

 

秋の陽を受けながら、

しっかりと締まった良い繭になりました。

 

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毛羽を取り、綺麗にする前の、繭です。

 

繭のまわりのフワフワした毛羽は、お蚕さまが足場のために

最初に吐いた糸です。

「獲れたての繭!」という感じで、なんだか愛おしく感じます。

 

この毛羽は、「マユクリン」という機械を使い、綺麗にします。

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毛羽が剝かれ、艶つやの繭が、次々と出来ていきます。

今までの疲れがふっとぶ、至福の時です!

 

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澄んだ秋の陽のような、良い繭になりました。

素敵な着物になりますように、願いを込めて、出荷です!

 

白鷹担当

 

 

 

 

 

 

 

2017/9/18 | やまがた里山養蚕染織研究所 | お蚕様の、ご先祖様。

※この記事には、お蚕さまの写真が含まれています。苦手な方は、ご注意ください。

 

台風が通り過ぎた白鷹では、大きな虹が掛かりました。

うっすらと霞む山々に重なって、とても神々しい一瞬の景色でした。

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秋も次第に深まってきた今日この頃。

今年は残暑が少なく、気温がなかなか上がらなかったので、お蚕さまの桑を食べるペースもゆっくり。。

それでも、ゆっくりゆっくり、順調に大きくなりました。

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背中の脈が、トクトクと波打つのが見えるようになりました。

糸を引きはじめるまで、あと一息です。

 

 

・・・ところで、突然ですが、お蚕さまの、先祖をご存知ですか??

 

この時期、桑取りをすると、桑に紛れ込んだその姿を見ることができます。

それが、こちら!

 

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「クワゴ」という、ヤママユガの一種です。

白鷹の方では、「山御蚕(やまおこ)」と呼んでいる方も居ます。

 

頭部の目玉模様、背中の勾玉模様と、お蚕さまと同じような模様ですが、

真っ白なお蚕さまと違い、木の枝のような茶色をしています。

 

また、お蚕さまと違い、人の手を嫌がり、ちょっと目を離すと、あっと言う間に逃げてしまいます。

 

 

 

 

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左が、お蚕さま(家蚕・かさん)の繭、右が、クワコ(野蚕・やさん)の繭です。

まず、色合い、糸の総量がまったく違うことが分かります!

 

触ってみても、お蚕さまの繭はさらさらと優しい手触り、

クワコの繭は、少し硬く、カリカリとしています。

 

お蚕さまの歴史は、紀元前数千年も前の中国から始まったと言われています。

何千年もの時を重ねて、人の手の中で、優しく美しい糸をたくさん造るよう、

姿を変えてきたお蚕さま。

 

じっと繭を見比べると、なんだか、壮大な時間と歴史が、目の前にあるように感じます。

 

お蚕さまの歴史に思いを馳せながら、

 

今年最後の繭ができるまで、もうひと頑張りです!

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/9/ 6 | やまがた里山養蚕染織研究所 | 晩夏の色たち

9月になり、徐々にすごしやすい気候になってきました。

染織工芸の小さな畑では、春に種をまいた藍やコブナグサが、

夏の日差しを浴びてぐんぐんと育っていきました。

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蓼藍。良い色に染まりそうな青々とした葉が繁っています。

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コブナグサも元気いっぱいです。

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濃度や糸の種類、媒染の違いなどで様々な色が染まりました。

(手前が藍の生葉染め、奥が媒染の違うコブナグサで染めた糸です。)

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涼しくなってきて、ちらほらと藍の花が咲き始めました。

花が咲くと良い色に染まらないので、急いで染めなければ…と急かされる日々です。

 

ところで、先日オープンした「青山とみひろ」皆様ご存知でしょうか?

染織工芸で織った着物も並んでいますので、どうぞご覧ください。

そして現在工房では10月に開催される貝紫展に向けて誠意製作中です。

そちらもどうぞご期待ください。

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2017/9/ 1 | やまがた里山養蚕染織研究所 | しらたかの秋の気配と、晩秋蚕

※この記事では、お蚕様の写真を載せています。苦手な方はご注意ください。

 

山形・白鷹町では、

今週に入り、残暑も身を潜め、

秋の気配のする涼しい風が吹いています。

 

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養蚕所からは、日に日に黄金色に染まっていく稲田が見えます。

 

 

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町内のそこかしこでは、稲穂が重そうに揺れています。

 

 

 

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まだ、少し、蝉の声の聞こえる桑畑ですが、

赤とんぼがそこかしこを飛び回るようになりました!

いよいよ、秋の気配です。

 

 

 

秋の始まりと共に、約25,000頭のお蚕さまをお迎えしました。

 

今回は、一昨年に自分たちの手で植えた、桑苗木の葉を収穫できます!

一から造った畑の桑の葉を、お蚕様が食べているのを見ると、

ひと味違う嬉しさがあります。

 

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夏の日差しをたっぷりと浴びた桑の葉に、

夏の名残を感じながら、

晩秋蚕のはじまりです!

 

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