やまがた里山養蚕染織研究所

2017/6/ 4 | やまがた里山養蚕染織研究所 | お蚕様をお迎えしました

※今回の記事では、お蚕様の写真をのせています。虫が苦手な方はご注意ください。

6月に入り、急に気温が落ち込んだ白鷹。

季節はずれの寒空の中、25,000頭のお蚕様がやってきました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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お蚕様は、2回目の脱皮に入る直前に運ばれてきます。

最初のお世話は、蚕座に広げ、部屋を暖め、脱皮を待つことです・・・

 

※お蚕様は、卵から孵って繭をつくるまでに、4回脱皮します。

卵→1齢期→眠・脱皮1→2齢期→眠・脱皮2→3齢期→眠・脱皮3→4齢期→眠・脱皮4→5齢期→熟蚕・繭

1齢期~2・3齢期までは、「稚蚕(ちさん)」と呼ばれ、

とてもデリケートなので、専門の農家さんで育てていただきます。

 

 

 

・・・脱皮が終わったら、いよいよ桑付けです!

タイミングの見極めが大切なので、地元の元養蚕農家さんから、確認していただきながら行います。

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すべてのお蚕様が均等に食べれるよう、丁寧に桑の葉をかけていきます。

 

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脱皮明けで1日ぶりの桑なので、あっと言う間に桑の葉は無くなっていきます!!

 

 

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まだまだ小さいお蚕様。

これから繭ができるまでの一ヶ月。

お蚕様が気持ちよく成長できるよう、お世話をしていきます!

 

白鷹担当

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/6/ 1 | やまがた里山養蚕染織研究所 | 都内小学校で養蚕体験、白鷹から稚蚕届ける

5月末日早朝、東京都内の小学校へ、

卵から孵ってまもないお蚕を届けてきました。

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<山形から大事にリレーされてきたお蚕>

 

その箱の中には、体長3ミリほどしかない約1000頭の稚蚕たち。

はるばる山形県白鷹町から、手渡しのリレーで東京までやってきたのです。

まだ生まれたばかりの稚蚕ですから、刺激を与えないよう、

研究所や社長の手まで借りて、慎重に運ばれてきました。

 

実はこのお蚕、白鷹町で養蚕指導をしてくださる新野さんから譲り受けたもの。

今回東京の学校での養蚕体験をしたいと話を持ちかけたところ、快くご協力していただいたお蚕です。

 

通常私たちが養蚕をするときは、蚕種飼育所で3齢期まで育てられた蚕しか手に入りません。

しかし、今回はせっかく授業で観察できるなら卵から観察したいという要望を受け、

そこで新野さんにご相談したところ、新野さんご自身で育てようとしていたお蚕*を譲ってくださいました。

ちなみに、当初100頭ほどお願いしていましたが、それでは少ないからと1000頭近くも下さいました。

(*5月下旬からの急激な気温上昇により、予定より早く卵から孵ってしまったので、今回は稚蚕を届けました。)

 

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ここまでは良いものの、何分デリケートなお蚕。

農薬や細菌ですぐに死んでしまいます。

白鷹に比べたら、最適とは言えない東京の環境で無事に育つだろうか…という心配をよそに、

お蚕たちは、ここ大都会の真ん中でも、小さな体で必死に桑を食べていました。

ともかく元気に育つことを祈ります。

 

お蚕を受け渡した直後の理科の授業では、蚕のスケッチをしたそうです。

あとから生徒の反応を伺ったところ、(意外にも!?)「家で飼いたい」という生徒が多かったとのこと。

都会の子供だからと、ほとんど嫌がられるかなと若干の不安もありましたが、ひとまず安堵。。

 

たくさんある理科の授業内容で言えば、単なる観察課題の一つかもしれませんが、

おそらく彼・彼女たちが大人になっても、「お蚕を飼った」記憶は、強く遺ると思います。

実際、理科の授業は好きじゃなかった私も、「カイコを飼った」記憶だけは鮮明に覚えています。

 

生徒たちには、蚕の不思議な生態観察をきっかけに、

絹や着物の素晴らしさ、日本での養蚕の歴史や現状、蚕の持つ可能性などなど

たとえ今でなくても、いつか興味を持ってくれる人が出てくれたなら…と欲張りな希望を抱いています。

もしそうなったなら、それは私たちにとってこの上ない喜びです。

今回お蚕たちを届けた事が、国産蚕を未来につないだ「種蒔き」だったと言える日が来ることを願って、

引きつづきお蚕の成長を見守ります。

 

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<幼稚舎校門前。蚕の成長を願う。>

 

2017/5/27 | やまがた里山養蚕染織研究所 | 藤の花、桑の萌黄

冬は寒く、夏は暑い山形で貴重な、過ごしやすい五月。

山のそこかしこで、藤の花が満開です。

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綺麗に整えられた藤棚も良いですが、のびのびと山肌に咲く藤も、幽玄で良いものです。

 

 

研究所の桑園では、苗木が一雨ごとにすくすくと育っています。

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お蚕さまが来るまで、あと約1週間。

五月晴れのもと、飼育道具洗いを行いました!

デリケートなお蚕さまが気持ちよく過ごせるよう、飼育道具は天日にしっかりと干して、殺菌をします。

 

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ほんの少しでも、何かの薬剤などが混ざってしまえば、病気が残っていたら、全滅してしまう事もあるとのこと!!

気の抜けない作業でした。

 

あとは、お蚕さまを待つばかりです!

 

 

 

 

 

 

 

2017/4/28 | やまがた里山養蚕染織研究所 | しらたかの春爛漫!

研究所のある山形県・白鷹町では、先週末から桜の開花がはじまり、

養蚕所では、山々の残雪を背景に、美しい姿を見せてくれています。

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桑の木の苗木からは、ぷくぷくと芽が育ってきました!

お蚕様をお迎えするまで約一ヶ月。

除草や消毒、防虫。

桑の木のお世話をして待ちます。

 

山形県・白鷹町は、自然が多く、春の草花を満喫できる場所です。

今日は、ほんの少し春のおすそ分けを写真にて。

 

 

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研究所敷地内の、「たらの芽」!! 天ぷらにして、冷たいおそうめんと食べる、お勧めです。

 

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ヒメオドリコソウ。染色に使え、緑みがかった綺麗ないろが染められます。

 

 

「美しい春」「おいしい春」「かわいい春」

研究所は春爛漫です!!

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/4/24 | やまがた里山養蚕染織研究所 | 染織 種まき

 

  4月も後半、もうすっかり暖かくなりました。

  工房ではしだれ桜が満開です。綺麗ですね~

 

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  今日工房では「藍」と「小鮒草(コブナグサ)」の種まきをしました。  

 

  写真は「藍の種」。昨年育てた藍から採れた種で、今日のために取っておいたものです。

  種を撒いて、土をかぶせ、鳥に食べられないように藁をかぶせます。

 

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  最後は、「大きくなあれ!」と想いを込めて水遣りをしました。

 

  藍は皆さんご存知のとおり、藍色に染まります。

  生葉で染まる水色も素敵ですが、茎でグレーに染めることもできるんです!

 

 

  小鮒草を工房で育てるのは初めてで、まだ染めたことがありません。

  新しい色とともに新たな作品が生まれるのが楽しみです。

 

 

  収穫して染色する日が待ち遠しいです!

 

 

  染織工芸では山から採ってきた植物や、自分たちで育てた植物で

  染色した糸を使用しています。

  

  雪が溶け、次第に暖かくなってきた山形。

  日々青々と変化していく風景を眺めながら、

  これから芽吹く植物がどんな色に染まるのかたのしみです。

 

  

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