やまがた里山養蚕染織研究所

2017/4/28 | やまがた里山養蚕染織研究所 | しらたかの春爛漫!

研究所のある山形県・白鷹町では、先週末から桜の開花がはじまり、

養蚕所では、山々の残雪を背景に、美しい姿を見せてくれています。

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桑の木の苗木からは、ぷくぷくと芽が育ってきました!

お蚕様をお迎えするまで約一ヶ月。

除草や消毒、防虫。

桑の木のお世話をして待ちます。

 

山形県・白鷹町は、自然が多く、春の草花を満喫できる場所です。

今日は、ほんの少し春のおすそ分けを写真にて。

 

 

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研究所敷地内の、「たらの芽」!! 天ぷらにして、冷たいおそうめんと食べる、お勧めです。

 

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ヒメオドリコソウ。染色に使え、緑みがかった綺麗ないろが染められます。

 

 

「美しい春」「おいしい春」「かわいい春」

研究所は春爛漫です!!

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/4/24 | やまがた里山養蚕染織研究所 | 染織 種まき

 

  4月も後半、もうすっかり暖かくなりました。

  工房ではしだれ桜が満開です。綺麗ですね~

 

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  今日工房では「藍」と「小鮒草(コブナグサ)」の種まきをしました。  

 

  写真は「藍の種」。昨年育てた藍から採れた種で、今日のために取っておいたものです。

  種を撒いて、土をかぶせ、鳥に食べられないように藁をかぶせます。

 

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  最後は、「大きくなあれ!」と想いを込めて水遣りをしました。

 

  藍は皆さんご存知のとおり、藍色に染まります。

  生葉で染まる水色も素敵ですが、茎でグレーに染めることもできるんです!

 

 

  小鮒草を工房で育てるのは初めてで、まだ染めたことがありません。

  新しい色とともに新たな作品が生まれるのが楽しみです。

 

 

  収穫して染色する日が待ち遠しいです!

 

 

  染織工芸では山から採ってきた植物や、自分たちで育てた植物で

  染色した糸を使用しています。

  

  雪が溶け、次第に暖かくなってきた山形。

  日々青々と変化していく風景を眺めながら、

  これから芽吹く植物がどんな色に染まるのかたのしみです。

 

  

2017/3/22 | やまがた里山養蚕染織研究所 | つむぎ糸

山形・白鷹町では、三寒四温の真っ只中です。

ぽかぽかと心地よい陽が照ったかと思えば、なごり雪がちらついたり、、

そこかしこに蕗の薹が顔を出して、春の匂いが日に日に強くなっています!

 

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桑畑での作業が始まるまで、あともう少し。

春の訪れを待つ間、糸紡ぎの作業を行っています。

白鷹町では昔、春の農作業が始まるまでの「冬仕事」のひとつとして、機織りや、真綿つむぎをしていました。

 

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竹を削って作った、真綿を固定するための道具です。町内の方のお手製です。

真綿を、ひっかけ、ぐるぐると巻きつけます。

(※真綿は、繭を煮てやわらかく伸ばしたものです。弱い光の中でも、ほのかに光沢を放ちます。)

 

真綿をほぐしながら、引き出していきます。

絹は長繊維なので、糸は切れることなく、すぅーっと伸びます。

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薄く引き出したら、指で撚りをかけます。

引き出して、撚って、引き出して、撚って・・・。

真綿特有の節が生まれ、生地を織った時の表情になります。

 

下の写真は、昨年の夏に、紅餅を作る際に出る汁で染めた真綿を紡いだものです。

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うっすらと、朱のかかった黄色の糸になりました。

 

 

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古織機の試し織りに、よこ糸として入れてみました。

節によって、リズムのある風合いに。

ふつふつと、愛嬌のある表情になります。

手触りはしっかりとしています。

紬が元々、その強度を重宝され、普段着として身近にあったことがわかります。

 

日々着ていく中で、肌になじみ、柔らかな風合いになっていく。紬の原点です。

 

「手作業でつむがれた糸には、血が通う」と聞いたことがあります。

昔は、家ごとに、つむぎ手ごとに、さまざまな風合いの紬があったのだろうな

などと思いを馳せながら、春待つ今日この頃です。

 

白鷹担当

2017/3/16 | やまがた里山養蚕染織研究所 | 工房からのおしらせ 染織

雪もすっかり消え、水仙やチューリップの芽が顔を出し始めました。

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とはいえまだまだ暖かくはならないようです。

さて、先月発売されました「美しいキモノ」春号 皆さまご覧になりましたか。

今年で19年目となった当社の連載ページでは、染織工芸で織った着物も掲載されています。(掲載ページ p.108-109)

笹で染めた緑に、貝紫の色が綺麗な、春らしいお着物です。

ぜひご覧ください。

 

そしてもうひとつお知らせです。

3月18日(土)、19日(日)に 群馬県 富岡製糸場内で開催されるSilk de aruku というイベントに参加します。

全国28社による絹を使ったお土産品やアパレル関係商品等の展示販売会です。

染織工芸では、着物や帯はもちろん、草木染のストールやリーズナブルな手作り小物などを展示・販売予定です。

詳しくは富岡製糸場(http://www.tomioka-silk.jp/tomioka-silk-mill/)のイベントページをご覧ください。

皆さまのお越しをお待ちしております。


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▲▼ 染織工芸では今日も機の音が響いています。

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▼こちらは絣を括っている様子。どんな着物になるのでしょうか…

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やまがた里山養蚕染織研究所

2017/2/23 | やまがた里山養蚕染織研究所 | 古くて、新しい織機。 白鷹

2月も後半を迎えました。

山形の白鷹町では、まだまだ雪が降る日が続きますが、

ちらほら春の気配を感じさせる陽が差すようになりました。

 

 

やまがた里山養蚕染織研究所に、

珍しい織機がやってきました。

 

 

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こちらは、町内のとある方の御宅に眠っていた織機です。

 

下の新聞の日付に注目ください。

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この織機の部品を包んでいた新聞の日付が・・・50年前!

今80歳代の方のお姑さんが使った織機とのことです。

ですから実際に使われていたのは70・80年前でしょうか。

 

 

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高機には一部金属が使われているのが一般的ですが、こちらの織機では金属は一切使われていません

 

織子が掴んだ手で凹んだ筬(おさ)

何度も擦れてできた糸の筋

綜絖(そうこう)を吊るす手編みの紐

 

至るところに当時の人々の手仕事を感じ取れます。

 

 

作業手順も道具の使い方も、私たちが今まで知っている織機と違いました。

「どうやって使うの?!使ったことがある人がもういない!?」

70、80年も前に現役だった機ですから、当時を知る方も限られています。

 

 

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長い間仕舞い込まれていたこともあり、状態を確認しながら織機を扱う必要があります。

 

同じ白鷹町町内にある白鷹紬の小松織物工房 小松紀夫様よりご協力いただきながら、

組み立てから順に、作業を進めています

部品が欠けていることも無く、壊れの少ない状態で保存されていた機のようです。

 

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織るための、最初の作業のひとつ

経(たて)糸を綜絖(そうこう)に通していく作業。

一本、一本、指でくぐらせて行きます。

 

主流のものと比べて、効率は落ちるかもしれません。

 

けれどそれ以上に、柔らかな風合い、手仕事ならではの趣が生まれることに、

期待が膨らみ、

ワクワクと手が進みます。

 

もし今回ご縁が生まれなければ・・・。

この機は、いつかひっそりと、処分されていたかもしれません。

丁寧に丁寧にしまい込まれていた機。

立派な、本来の機としての姿に出会えたことに、とても感動しました。

 

この機に、ひとつひとつ息を吹き込む作業は、

古文書を読み解くようでもあり、

未知の文章を読むようでもあり。

 

「古くて、新しい織機」に日々感動させて頂いています。。

当時の暮らしに思いを馳せながら、新しい物語へ。

 

 

 

白鷹より、取り組みをはじめています!

 

白鷹担当

 

 

※今回、ご協力いただいている白鷹紬の小松織物工房 小松紀夫様

米沢藩が青苧(あおそ)や紅花(べにばな)など染料の産地から絹織物産地に変えたことで始まった「白鷹紬(つむぎ)」を手掛けていらっしゃいます。表面に細かい溝を掘った板に糸を巻き付けて、30~50枚の板を重ねて染める「板締め」の技法による縦横の細やかな絣(かすり)模様が特徴です。

平成28年 「秋の叙勲」にて、瑞宝単光章を受賞されました。



 

 

 

 

 

 

 

 

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