染織したやまがた紬は、「和裁工房」で仕立てられます。職人たちは皆、国より認定された一級和裁士で、作業は分担せず、一人の職人が反物の裁断から縫製までの全てを担当します。同じ紬と言えど生地の感触は一つひとつ違うため、培ってきた感覚でその生地ならではの特徴を見極めながら、手作業で縫製を行います。完成したやまがた紬は着心地抜群。手縫いにしか出すことのできない優しい温もりを生み出しています。職人の長い経験と高い技術力から、訪問着はもちろん、留袖や特殊コート、羽織、単衣といったあらゆる仕立てが可能です。
「和裁工房」の職人は全員が女性。女性ならではの繊細さを大切にしつつ、一流の職人でなければできない、手と足で生地をピンと張りながら針を通していく“男仕立て”も採用しており、針や糸、コテはもちろん、自分の体も道具にしながら日々仕立ての作業を行っています。そんな職人たちが願うのは、たくさんの人に、少しでも永く着物を着続けてもらうこと。古くなってしまっても、仕立て直すことで着物は何度でも輝きを放ちます。この技術力を活かし、後世へ残していける質の高い着物を仕立てていくことがとみひろの使命と考えています。
